転職ノウハウ | 20年10月20日

ジュエリー販売員とは?仕事内容やメリット・デメリットをご紹介!

ジュエリー販売は高価な商品を販売するイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。しかし、ジュエリーを扱う店舗は、高価なところばかりではありません。ジュエリーと聞くとダイヤモンドやパールといった宝石を想像しますが、カジュアルなお洋服に合わせるパワーストーンなどもジュエリーに含まれています。今回は、ジュエリーに興味をお持ちの方もまだ詳しく知らない方にも、ぜひ知っていただきたいジュエリー販売のお仕事内容について詳しく解説していきます。
ジュエリー販売のお仕事
ジュエリーを販売するお店は、百貨店やファッションビル、ショッピングモール、セレクトショップ、路面店など様々です。では、具体的なお仕事内容を紹介します。

□接客・販売
幅広い年齢層のお客様がご来店し、自分用だけでなく、贈り物、冠婚葬祭などの様々な目的のお客様がいらっしゃいます。お客様がどういった商品を求めているのかを聞き、それに沿うご提案をしていきます。

□ラッピングなどの包装
お客様が持ち帰る際に、ぶつけて傷がついてしまうことを避けるために、包装時にクッション材を入れるなどの対策をして包装する必要があります。また、ジュエリーは贈り物の場合が多いので、ラッピングする頻度が他の業界よりも多いです。慣れないうちはラッピングに苦戦してしまうかもしれませんが、綺麗に包めるように数をこなしていく必要があります。

□商品陳列・在庫管理
ジュエリーは、衝撃に弱い商品なので、どこかに擦ったり、引っかけたりして傷がつく場合があります。さらに、小さい物の管理が主になるので、無くしてしまわないように大事に保管する必要があります。また、商品を陳列する際には、商品同士がぶつかったり、絡まったりしないように注意しつつ配置します。

□清掃
どの仕事でも、清掃や整頓を行いますが、ジュエリーショップはガラス張りのショーケースを使っている事が多いので、汚れも目立ちやすいです。店内はいつもピカピカの状態を保ち、商品の良さが伝わるように綺麗にしておく必要があります。

□その他の事務作業
また、その他の仕事として顧客様へのDMの対応、不足備品の補充、イベントの告知やお客様からのお問い合わせや修理対応などの事務業務を行う場合もあります。

メリット・デメリット
ーーーメリットーーー
【ジュエリーに接した仕事ができる】
ジュエリー販売をする人の中には、アクセサリーや宝石に興味がある人も多いのではないでしょうか。そのためジュエリー好きにとっては、夢のような環境で働けるお仕事ともいえるでしょう。

【知識を身につけることができる】
毎日ジュエリーに関わることができるので、その人に似合うアクセサリーや宝石の種類が分かるようになります。知識を身に付けることにより、お客様へのアドバイスや提案のバリエーションが増え、自信を持って接客をすることができます。

【長い間働くことが出来る】
流行に左右されず、幅広い年代に愛されるジュエリーも多くあり、ターゲット層も広いため、年齢を気にする事なく働く事ができます。

【幸せの瞬間をお客様と作ることができる】
ブライダルリングの販売などは、お客様の幸せの瞬間に携わることが出来ます。お客様の大切な思い出を一緒に作る喜びを感じるこが出来るのは、大きなやりがいを感じるでしょう。

ーーーデメリットーーー
【ジュエリーの扱いが大変】
高価で、衝撃や皮脂などの影響が出る繊細なものが多いので、細心の注意を払って扱う必要があります。始めのうちは扱いになれず、気疲れしてしまうこともあるかもしれません。

【下積み期間が長い】
長い間働ける環境をメリットとしてお伝えしましたが、逆を言えばベテランスタッフが在籍している限り、新人ポジションの期間が長くなってしまうこともあります。

【立ち仕事のため体力が必要】
販売のお仕事であれば共通して言えることですが、立ち仕事がメインとなります。長時間高いヒールを履いて店頭にいなくてはいけないため、足がむくんだり、靴づれが起きたりする場合も。また、お客様第一で動かなければならないので、食事休憩もままならない日があるかもしれません。体力面での強さも必要とするお仕事でもあります。
必要なスキル
ジュエリー販売は未経験を歓迎しているところもあり、専門知識や経験がなくてもスタートできる企業もあります。一方で、大学卒業以上の学歴を有する企業もあります。最近は海外のお客様も多く、様々なお客様の対応ができる人が重宝されるため、英語や中国語ができると優遇されると言われています。また、営業や販売の経験があればコミュニケーション能力が高いと評価され、優遇されることもあるでしょう。
ジュエリーのお仕事でも仕事内容によって必要な資格やスキルが異なります。では、持っておくと便利な資格の例をご紹介します。

◆ジュエリーコーディネーター
一般社団法人日本ジュエリー協会(JJA)が主催する検定です。
顧客に信頼と安心感を与える宝飾品販売のスペシャリストを認定する資格。

◆貴金属装身具製作技能士
勤続製品のアクセサリーの制作技術を認定する資格です。
アクセサリーを作る技術だけでなく、指輪のサイズ修正や、宝石のリフォームにも使えます。
ジュエリーのデザイナー制作に関わる仕事に就きたい方向け。

◆宝石鑑定士
ジュエリーや宝石の価値を判断し、格付けを行うことが出来る知識を証明する民間資格。
面接を受ける前に‥
重要なポイントは、自身がジュエリーを身に付けた時にどんな気分になるか、気持ちがどう変化したかを知っておきましょう。実際に面接に行く前に店舗に足を運んだり、競合店舗の商品について調べてみたり、ブランドの違いを知ることも必要です。大体の企業が入社後に、素材や詳しい知識は学べる環境を用意しているので、面接前には知識を詰め込むよりも、ジュエリーに興味を持つことが大切です。また、営業や接客の経験がある人は、経験を活かして働ける業種になるので、大きなアピールポイントになるでしょう。さらに、ジュエリーに対する熱い思いや積極的に学ぶ姿勢をしっかりアピールしてみてください。


今回はジュエリー販売についてご紹介しました。大まかなイメージでお仕事を選ぶ方も多いかと思いますが、自身が就きたい職種について詳しく知った上でお仕事を決めることも大切です。ぜひ、あなたもジュエリーに携わりながらお仕事をしてみませんか。


● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。
● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。

同じカテゴリのトピックス