転職ノウハウ | 20年10月20日

アパレル店員同士の人間関係ってどうなっているの?

どのお仕事でもそうですが、一番気になるのはやはり人間関係です。接する時間が長い程、風通しの良い職場環境を重視しますよね。特にアパレルは女性が多い職場環境のため、人間関係でトラブルが起きやすいのでは…と思う人も多いのではないでしょうか。今回はアパレル販売員の人間関係について考えていきたいと思います。
イメージと現実

「アパレル店員の人間関係が良好ではない」と思われることの一つの原因として、女性が多い職場環境にあります。女性ばかりの環境に対して、仲が悪いのではないかと勝手にイメージがついてしまうのかもしれません。また、ノルマがある企業だと個人売上のノルマのプレッシャーからライバル意識が強く、仲良く出来ないのでは‥と思ってしまうのです。しかし、これは先入観からくるイメージです。また、アパレルの仕事に限らず、人間関係の問題は起こり得るので、アパレル店員が仲が悪いというイメージは気にしない方が良いです。

では、実際の人間関係はどうなっているのでしょうか。

アパレル販売員は、店舗毎に売り上げの目標が決められており、その目標は決して一人では達成できません。その為、目標に向かってみんなで協力する必要があります。店舗の責任者の店長を始め、それを支えるサブの存在があり、その二人を支えるスタッフがいて店舗がうまく運営するのです。売り上げ目標を達成するためにも、その他の業務も主にチームプレーとなります。常に協力し合う環境だからこそ、人間関係が良好になります。
また、バーゲンやイベントなどスタッフ同士で一致団結する機会が定期的に行われることも、スタッフの仲が深まる理由と言えるでしょう。

アパレル店員はこんな人が多い

◆チームワークを大切にする人が多い
人と接する事に対して前向きで、みんなで協力して何かを達成することに大きなやりがいを感じる人が多いです。力を合わせて成し遂げた後の喜びの大きさを知っているので、何事も協力的に行動できる人が多く、団結力も生まれやすいです。

◆人を笑顔にすることが好き
誰かのためになにかしたい!という気持ちを強く持った人が多いのが特徴です。お客様だけでなく、スタッフ同士の笑顔や気遣いも大切しているからこそ、思いやりを持った行動を意識しているのでしょう。

◆コミュニケーション能力が高い人が多い
初対面の人とも自然と話せたり、会話のキャッチボールが上手な人が多いアパレル販売員は、コミュニケーション能力の高い人が多い職種だと言えるでしょう。タイプや趣味の違う人とも打ち解けようとしたり、休憩時間を使ってプライベートの話をしたり、積極的に会話しようとする方も多いでしょう。

◆共通の趣味を持っている事が多い
共通して言えるのは、「おしゃれをするのが好き」と言うことです。経験や年齢問わず共通していることなので、ファッションについて情報を交換したり、刺激を受ける事もあるでしょう。またトレンドに敏感なことが多いので、流行のカフェ、ヘアメイク、食べ物の話などで盛り上がることも多いです!
人間関係が悪くなる時って?

人の性格はそれぞれ異なり同じ価値観の人はいないので、トラブルが全く起きないという事は難しいです。では、アパレル販売員はどんな時に人間関係が悪化してしまうのでしょうか。

【個人ノルマがある時】
店舗には売り上げ目標が必ずあります。その目標をチーム全体で達成していく企業もあれば、個人として目標が課せられる場合もあります。そういった環境は、どうしてもライバル関係が生まれやすく、スタッフ同士がギクシャクした雰囲気になることも。しかし、そこで働くスタッフとして売り上げ意識を強く持って働くことは良いことです。プレッシャーで自分に負担をかけすぎないようにし、一緒に働くスタッフには敬意を持って接するようにしましょう。

【ストレスや疲れからくるイライラ】
繁忙期は特に忙しく、自分に余裕がなくなりストレスや疲れからイライラしてしまうことも。そうした時に、スタッフ同士でイライラをぶつけやすくなるものです。自分の態度や言動が間違えていた時はきちんと非を認め、謝る勇気を持つ事が大切です。また、繁忙期こそスタッフ同士声をかけ合い、明るい雰囲気を作ることを意識してみてください。忙しい時こそ、頼み事をする際の表情や言葉遣いに十分気を付ける必要があります。

【信頼関係】
仲が深まると悩みや相談もしやすい関係になっていくもの。スタッフ同士がなんでも言い合える仲になれるのはいい事ですが、相談された悩み事や不満を本人の許可なく他のスタッフに話すのは、控えた方がいいでしょう。人づてに聞いた話は、間違った情報が出回る可能性もあります。そういった事により、職場に居づらくなったり、人間関係が悪くなってしまうケースもあります。個人的な情報はむやみに人に話さないように、十分注意をしておきましょう。チームワークが大切な分、信頼関係はとても重要です。自分の行動や言動に責任を持って働くことで、風通しの良い職場環境を保つことができます。
人間関係が良い職場環境の見つけ方

*人間関係の良い職場を見つけるポイント*
1、ノルマなしのブランドで働く
個人ノルマが課せられると、どうしてもギクシャクした関係になりやすいのが現実です。予め、ノルマなしのブランドで働くことも一つのポイントです。

2、店舗の雰囲気を見に行く
実際に働きたいと思う店舗に足を運んで、雰囲気を見に行くのはとても大切です。平日だけでなく、土日などの集客が多い時のスタッフのやり取りや雰囲気を見ておくのがベストでしょう。笑顔でコミュニケーションが取れていたり、お店に入った時の雰囲気が良ければ、人間関係は悪くないと思っても良いでしょう。

3、福利厚生の充実
業務と休息をきちんと区別できるメリハリのある生活環境を作っていく事は、心の健康管理ができるため、疲れやストレスに対しての不満が減ります。そういった環境はスタッフのモチベーションも上がるので、トラブルが起きづらい環境を作っていけるでしょう。


人間関係のトラブルはアパレルだけでなく、様々な職業で起こり得ます。トラブルの引き金が自分自身になることもあるのです。風通しの良い職場環境は、一人一人が自分から作り上げていくという意識が大切です。


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