接客業で必要になるものの一つに「にこやかな笑顔」があるのではないでしょうか。そのためアパレル業界の面接では、清潔感や社会人の基本マナーとともに表情もチェックされます。今回は、面接で好印象につなげるための「笑顔」に注目して、転職のポイントを解説していきましょう。
 

面接では笑顔がいい？真剣な表情の方がいい？
まず悩むのが「面接のときには、笑顔と真剣な表情、どちらが適切なの？」ということではないでしょうか。結論から言うと「どちらも大切で、必要に応じて使い分けるべき」です。例えば、面接官が真剣な話をしているときに「接客業は笑顔が大事！」とにこにこ笑ってばかりいても、面接官は「本当に伝わっているのか？」と不安に感じてしまいます。反対に、和やかな面接官が緊張をほぐそうとかけた声に対して真面目に対応しても、生真面目な雰囲気でいい印象にはつながらないでしょう。

真剣な表情をキープしたいシーン
志望動機など仕事や個人に関連する話を真面目に伝えたいとき、面接官が真剣に話しているとき

笑顔を見せたいシーン
面接室へ入退室するとき、面接官がフランクに話しかけてきたとき、志望動機などを話す中で自分の失敗談など面白い話をするとき

このように、状況に応じて表情を意識的に変えることは、臨機応変な対応ができることの証明にもなります。そしてアパレル業界は、他業種以上に「笑顔」が求められるシーンが多いため、必要に応じて笑顔で対応することで、好印象につながりやすくなるでしょう。


面接でも意識した美しい笑い方のポイントとは？
あなたの普段の笑顔は、初対面の人にとって好印象につながる笑顔でしょうか。面接へ行く前に、鏡を見ながら自分の笑い方を改めて見直してみましょう。

口角を左右対象にあげる
口角を持ち上げることは、きれいな笑い方の鉄則です。しかし、どちらか一方の口角が上がっているだけの状態ではぎこちなく、あまり美しい笑い方とは言えません。鏡を見ながら、笑ったときに口角が平等に持ち上がっているか確認しましょう。顔も身体と同様に、筋肉があってこそスムーズに動きます。身体だけでなく、顔の筋肉も意識的に鍛え、左右どちらの顔もしっかりと思い通りに動く状態にしましょう。

目をリラックスさせて細める
口角をあげることに集中し、口元だけが笑っていても、目が笑っていなければ好印象につながりにくくなります。本当に楽しく笑っているときは、目元も自然に緩むものです。意識的に微笑むときにも、目元をリラックスさせて少し細めるようにしてみてください。目を大きく開けて緊張させているときよりも、ほがらかな印象になります。

どちらも、はじめは強く意識しすぎることでぎこちなくなってしまうかもしれません。しかし、繰り返し意識するうちに自然と身についていきます。また、日頃から意識的に顔を動かしたり、表情をキープしたりすることで、顔の筋肉を鍛えることにつながります。顔の筋肉はある日いきなり身につくものではないため、日々のトレーニングで美しい笑顔を手に入れましょう。
 

「無理をした笑い」は見抜かれるので注意！
笑顔が好印象につながるからと言って、無理に笑えばいいというわけではありません。面接官は、多くの場合アパレルの現場に長く携わっているベテラン社員のはずです。無理をしてぎこちない笑顔を作っても、すぐに無理をしていることが見抜かれてしまうでしょう。場合によっては「接客を受けたお客さまはどう感じるだろうか？」ということまで考え、あなたの接客の様子をイメージして採用・不採用を判断するヒントにするかもしれません。

ここまで笑顔の大切さを解いてきましたが、だからと言って「接客業なのだから、いつも必ず笑わなければいけない」と考える必要はありません。普段から口角をあげて微笑む癖をつけ、必要なときに美しい笑顔を作れるよう準備しておくことが大切です。どうしても緊張してしまうときには、無理ににっこりと笑おうとするのではなく、微笑む程度にとどめて面接官の話をよく聞く姿勢を示しましょう。誠実な対応が、一緒に働きたいと思わせるポイントになるかもしれません。

きれいな笑顔は、面接のシーンだけでなく接客業を続けていく上であなたの武器になるはずです。ぜひ、自分の「笑顔」を自己採点しながら、好印象をさらに引き立てる方法を探してみてくださいね。TWCでは、アパレル業界で活躍するあなたの転職をサポートしています。サポートサービスを活用しながら、転職成功を目指しましょう！

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