転職ノウハウ | 1月31日

社員とアルバイトの違いってなに?メリットやデメリットを徹底解説!

正社員・契約社員・アルバイトの違いとは何なのでしょうか?
なんとなく社員の方が職場で優位な立場にあると感じるかもしれませんが、実際には職場でのポジションだけでなく明確な違いが存在します。この記事では、正社員・契約社員・アルバイトとはそれぞれどのような雇用形態を指すのか、またそれぞれの違いや雇用形態ごとのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

1、雇用形態とは?
まず、正社員・契約社員・アルバイトとは、どのような雇用形態なのでしょうか。
それぞれの定義について理解しておきましょう。

正社員
正社員は、正規社員とも呼ばれ、会社と直接雇用契約を結んで働く雇用形態を指します。
法律で厳密に定義されていないため、働き方は勤め先の就業ルールによって異なりますが、通常以下の2つの条件を満たしています。

所定労働時間がフルタイム
雇用期間は無期契約

正社員は「非正規雇用」と呼ばれる契約社員やアルバイトとは異なり、雇用期間に制約がなく、安定した立場で働けます。

契約社員
契約社員は、一定期間を契約期間として雇用される社員を指します。
正社員と同様に勤め先と直接雇用契約を結びますが、大きな違いは雇用期間が無期ではなく、一般的に3ヵ月や6ヵ月など短期間です。契約期間終了時には自動的に契約終了となりますが、双方の同意があれば契約を更新することもあります。

アルバイト
アルバイトは通常、正社員と比較して週の労働時間が短い労働者を指します。法律上はアルバイトとパートは同じ「パートタイム労働者」を指し、雇用期間は有期や無期の場合がありますが、ほとんどが有期契約です。
2、契約社員と正社員の違い
契約社員と正社員との最大の違いは契約期間にあります。

契約社員は「有期雇用」で雇用される一方、正社員は「無期雇用」です。
契約社員は契約期間が終了すると、「雇い止め」や「更新拒否」により、本人の希望に関係なく「退職」となるリスクが存在します。一方で、正社員は企業の倒産や異なる事情による解雇、自発的な退職の申し出がない限り、同じ企業で継続して働くことができます。

また、企業によって契約社員と正社員の待遇にもさまざまな差があります。働き方や担当業務の違いにより、賞与や退職金の有無、待遇の差異などが生じます。

3、契約社員とアルバイトの違い
契約社員とアルバイトは、法的な立場が明確に規定されているわけではありません。法律で規定されているのは主に「有期雇用か無期雇用か」「短時間労働者か」といった点です。このため、法的地位はアルバイトと契約社員の双方で大きな差異はありません

しかし契約社員は主に月給制が一般的であり、一方でアルバイトは時給制や日給制が主流です。この給与制度の違いにより、契約社員の方が一般的に収入が安定している傾向があります。
アルバイトはシフト制で働く曜日や時間帯が決められ、実際に働いた時間に応じて給与が支給される形態が一般的です。しかし、働けない期間には収入が得られないため、比較的不安定な収入状況となりがちです。
4、雇用形態ごとのメリット・デメリット
契約社員
<メリット>
正社員は高い給与と安定した収入が魅力です。非正規社員よりも収入が高く、生活の基盤をしっかり築けます。
また、社会保険や企業が提供する住宅手当、社宅、健康診断、慶弔金などの福利厚生が充実しているため、安定した社会生活を送ることができます。
長期雇用を前提としているため、OJTやOFF JTといった教育研修が充実し、スキル向上の機会が多いのも魅力です。

<デメリット>
正社員は求められる結果を出すために残業や休日出勤が発生する可能性があります。アルバイトや契約社員に比べ、自由に時間の調整をすることが難しい場合が多いでしょう。
また異動や転勤がある可能性があるため、希望の職場や勤務地で働くことが難しくなり、家庭や生活に影響を与える可能性もあります。
さらに経験が増すにつれ、ポジションが上がり自身の持つ責任も大きくなります。ストレスやプレッシャーを感じる場面も多くあるでしょう。

契約社員
<メリット>
契約社員は通常、業務や責任がクリアに定義されているため、特定の仕事に専念し専門スキルを向上させることができます。また、多くの場合、勤務地や労働時間が限定される場合が多いので、働き方を調整しやすいという利点もあります。また、ステップアップが可能な企業では、業績に応じて正社員へ転換できる機会も多くあります。

<デメリット>
契約社員のデメリットは、契約期間が設定されていることです。
会社の業績や社会情勢の変化に影響されやすく、契約期間終了時には契約の更新が難しい場合があります。

また、業務内容や役割が正社員とは異なる場合それに応じて待遇に差が生じることがあり、仕事内容や責任が不透明な状況で働くとストレスの原因となる可能性もあります。


アルバイト
<メリット>
アルバイトの最大の強みは、働く日数や労働時間を自分で調整できる点です。正社員の場合、通常は固定された8時間の労働時間が規定されているため、自分のスケジュールを柔軟に調整するのは難しいことがあります。
また、多彩な業界や職場での経験を積むことができることも大きなメリットです。様々な現場を体験し、自分の視野を広げることができます。

<デメリット>
アルバイトのデメリットとして1番に挙げられるのは、収入面です。基本的には時給ベースのため、働いた分しか給料は払われず、休めば休んだ分、収入は減ってしまいます。一般的にはボーナスも出ず、昇給幅も少ないため、正社員の年収や生涯賃金と比較すると少ない金額となってしまいます。
また会社の業績や社会情勢に左右される面は契約社員と同様ですが、企業が雇用を守る順番としては、正社員→契約社員→アルバイトという順となるため、会社都合で雇用がなくなる可能性があります。
5、まとめ
正社員・契約社員・アルバイトの違いについて解説しました。
それぞれの雇用形態がメリット・デメリットを持っていることがわかりました。ぜひこの記事を参考にし、あなたの希望する生活や働き方が実現できる雇用形態を選択してみてくださいね。


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