転職ノウハウ | 21年2月26日

【職務経歴書テンプレート付き】美容部員経験者向け|職務経歴書の書き方とポイント

職務経歴書は、今までの仕事の実績や経験をプレゼンテーションする書類です。プレゼンテーションと聞くと、すごく大変なイメージはありますが、順を追って記載していけば案外簡単に作ることができます。今回は、美容部員経験者が別ブランドの美容部員への転職をすることを想定し、職務経歴書の書き方・テンプレートをご紹介します。

■この記事で分かること
【1】美容・コスメブランドの採用担当者が見ているポイント
【2】美容部員経験者向け職務経歴書の具体例(テンプレート)
【3】美容部員経験者の職務経歴書の記載ポイント
【1】美容・コスメブランドの採用担当者が見ているポイント
まずは、コスメ・美容ブランドの採用担当者が職務経歴書で重要視しているポイントを解説します。経験がある場合、下記4つを上手にアピールしましょう。

① 業務実績
美容部員の経験を採用担当者に分かりやすく伝えるためには、売上実績などを具体的な数値で記載すると効果的です。例えば、「頑張って売り上げを達成しました」のみを記載するより、「月に〇〇円売り上げを出しました。」「前年比の120%アップの売り上げを達成しました」などの具体的な数字を用いることで、説得力が増します。
また、売り上げ目標を達成するためにどのような工夫や努力をしたかも具体的に記載すると良いでしょう。具体的な内容であるほど、入社後も同じように活躍してくれる人というイメージができるので好印象です。

② メイクアップ・スキンケアスキル
美容部員のお仕事は、お客様にメイクやスキンケアのタッチアップをして商品のご説明をします。そのためには、一定の知識やスキルがあることはアピールポイントになります。特にメイクアップスキルなどを向上するためにどのような努力をしたかを記載すると好印象です。また、あなたのタッチアップや商品説明によって、お客様を満足させて商品の販売に繋げていた経験を記載するとより良いでしょう。

③ コミュニケーションスキル
コスメやスキンケアを購入しに来店されるお客様は、何かしらの悩みを持っている場合が多いです。例えば、「目の下のクマを隠したい」「乾燥肌を改善したい」など悩みは様々。
美容部員はカウンセリングを通して、お客様の悩みや要望を汲み取り商品を提案します。カウンセリングには、コミュニケーションスキルが不可欠。お客様とのコミュニケーションで大切にしていることなどをエピソード交えて記載しましょう。

④ 美容関連の資格
美容部員として活かせる資格があれば、記載すると大きなアピールポイントになります。
あると有利になる資格は下記です。

・色彩検定
・カラーコーディネーター検定試験
・日本化粧品検定
・日本メイクアップ技術検定
・認定フェイシャルエステティシャン
【2】美容部員経験者向け職務経歴書の具体例(テンプレート)
職務経歴書は、決まったフォーマットがありません。そのため、企業に書類を提出する際は、Wordなどで一から作成する場合が多いでしょう。今回は一般的な記載方法を解説します。
※TWCなどの求人サイトではWeb履歴書にて職務経歴を簡単に入力できる機能があります。




職務経歴書



20XX年X月X日
(氏名)


■職務要約
大学卒業後、4年間(ブランド名)(店舗)店にて、美容部員として接客販売に従事しておりました。20XX年X月から1年間は副店長として、売上管理、スタッフ教育、顧客管理などを担当いたしました。リピーター獲得のため、DMやメルマガ配信などを積極的に活用し、リピーター率が全店舗XX人中XX位を達成しました。

====職務経歴====

株式会社◯◯◯ (在籍期間:20XX年X月~現在)
【事業内容】化粧品の製造・販売 
資本金:X億円/売上高:X億円/従業員:X名
【雇用形態】正社員
【ブランド】(ブランド名)(顧客層:20代女性、価格帯:5000円)
【配属先店舗】
20XX年X月~20XX年X月 (店舗)店 店舗人数:◯名
20XX年X月~20XX年X月 (店舗)店 店舗人数:◯名
20XX年X月~現在 (店舗)店 店舗人数:◯名
役職:副店長(部下◯名)

■主な仕事内容
・カウンセリング接客販売、メイク・スキンケアのタッチアップ
・売上管理
・在庫管理
・スタッフ教育/マニュアル作成
・クレーム対応
・顧客管理
・DM・メルマガ配信

■業務実績
20XX年X月〜3ヶ月間 XX万円の売上目標に対して、XX%達成していました。
20XX年度 年間売上XX万円を達成し、社内全国X位として表彰されました。

====活かせるスキル====

・メイクアップスキル
毎月スタッフ同士でメイクアップスキルを高めるために、タッチアップの練習会を開催していました。よりスキルを向上させるために、日本メイクアップ技術検定の資格を取得し、スタッフにも共有しました。社内でのタッチアップ大会で2位を獲得したこともあります。

・人材育成スキル
入社X年目より、副店長としてスタッフへの教育を任されました。接客マナーだけでなく、個人の売上目標達成のための対策などを指導することができます。

====資格====

20XX年X月 日本メイクアップ技術検定
20XX年X月 文部科学省認可 ファッションコーディネート色彩検定1級

====自己PR====

私の強みはお客様それぞれの悩みを引き出し、ニーズに合った商品提案ができる部分です。カウンセリングを強化することで、購入率も◯%と高くリピーターも店内で1位でした。よりメイクアップスキルを高めるために、資格を取得し店舗スタッフにも共有し全体のレベルアップにも貢献しました。貴社でもさらにスキルを高め貢献したいと考えております。また、将来的には店長やエリアマネージャーとして活躍したいと考えています。

【3】美容部員経験者の職務経歴書の記載ポイント
職務経歴書の具体例(テンプレート)に記載する項目毎のポイントを解説します。


【POINT 1】タイトル・日付・氏名

タイトルにあたる【職務経歴書】は、中央に大きめのフォントで記載します。日付は職務経歴書を提出する日付にします。日付の和暦か西暦はどちらでも問題ありませんが、他の項目での記載と統一しましょう。


【STEP 2】職務要約

職務経歴を100〜200文字程度にまとめて記載します。社会人として歩んだ経験を要約したあなたの紹介文です。いつから何年程度どのようなブランドで、どのような業務を担当していたのかを簡単にまとめます。


【POINT 3】職務経歴(企業情報・勤務情報)

社名・会社の規模・事業内容・ブランドの要約
雇用形態・ブランド・配属先店舗(店舗人数・役職名・部下の人数・来店客数)などの情報を記載します。
※複数社経験がある場合、会社毎に職務経歴を記載します。順番は、新→古で直近の会社を上から順番に記載していきます。


【POINT 4】職務経歴詳細

社名・会社の規模・事業内容・ブランドの要約
主な仕事内容は、箇条書きで記載しましょう。会社で経験した全ての業務を記載すると経験の幅広さが伝わります。
業務実績は出来るだけ、具体的な数字を記載しましょう。


【POINT 5】活かせるスキル

メイクアップやカウンセリングなどのスキルを記載します。転職後にどんなスキルを活かせるのかをアピールできる項目です。


【POINT 6】資格

美容関連の資格を持っていれば、項目を設けて記載しましょう。


【POINT 7】自己PR

応募先の企業が求める人物像と、自分の強みが重なる部分を記載すると好印象です。美容部員として、「意識して取り組んでいること」や「売り上げ達成するためにどのように取り組んだか」など、具体的なエピソードも交えて150文字程度で記載します。


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■最後に
いかがでしたでしょうか?職務経歴書を記載するイメージはできましたか?
職務経歴書を書くには、今までの経験や実績などを掘り起こさなければいけません。そのため、少し面倒に感じる方も多いかと思います。
どの程度の期間、どのブランドの店舗に属し、どのような業務を行いどんな実績や努力をしたかが伝われば大丈夫です。大きな実績がない場合も、努力や工夫したことをアピールしましょう。


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