転職ノウハウ | 24年12月27日

逆算が鍵!アパレル販売員が将来性に不安を感じた際、キャリアプランを見つける方法

アパレル販売員を数年続けていると、自分の現状に違和感を感じ、将来について考える場面が出てくるかと思います。明確な目標があれば、目標に向け動き出すことが出来ますが、そうではない時、漠然と悩む方が多いのではないでしょうか。今回は、そんなアパレル販売員が現状に違和感や将来について不安を感じた際に、キャリアプランを見つける方法をお伝えします。

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1、将来への不安や現状への違和感を感じる瞬間



実際にアパレル販売員を経験した方は、下記のような瞬間に違和感や不安を感じる場面が多いようです。

ブランドのターゲット層と自分がマッチしなくなってきた時


年齢と共に、洋服の好みや似合う服装は変化していきます。ブランド商品の特徴や流行が自信の雰囲気と合わなくなるときも不安につながります。例えば、20代前半がターゲットのブランドで、自分がその年齢よりも上になってきた時、そのブランドで働いている自分に違和感を感じるようです。

接客スタイルが自分の好みと違うと感じた時


接客スタイルは、1対1の接客で顧客との関係を大切にするブランドや、あまり積極的にお客様へお声がけをせずレジ対応を中心に回転率を重視するブランドなど様々。例えば、後者の接客スタイルのブランドで勤めていて、もっとお客様と会話を通じたコミュニケーショを取りたいと感じるなど自分の好む接客スタイルと相違があった場合に違和感を感じるようです。

キャリアアップができないと感じた時


店長や副店長になってキャリアアップをしたいけれど、年功序列などの環境的要因でキャリアアップができない。また、業務を頑張って売上で結果を出しながら貢献をしても、給与や年収、待遇がよくならないなどの環境が続くと、モチベーションが下がり将来への不安にも繋がるようです。さらに正社員として安定を望んでも、派遣やアルバイトからの登用実績が低い店舗は不安を抱く人も多くなります。

体力的に続かないと感じた時


アパレル販売員は、基本の業務が立ち仕事で在庫管理やディスプレイの調整など商品管理を行うことも多く、身体的に負担が大きい仕事です。また、早番・遅番などのシフト交代制での勤務となる為、不規則な生活になりがち。年齢を重ねていくと体力に限界を感じ、将来を考えて適切な職種につきたいと考えるきっかけになる方が多いようです。

2、キャリアプランを見つける方法



上記のような将来への不安や、現状との違いや悩みによる違和感を抱えていても、明確な目標がなければ動き出せず悩んでしまう方は、どうすればよいのでしょうか。

自分を見つめ直す


まずは、自分が今何に対して、違和感や将来への不安を感じているかを考えてみましょう。ノートなどに書き出してみると、頭の中が整理できるのでおすすめです。次に、どんな将来であればその違和感や不安が小さくなるかも考えます。
例えば、「ブランドのターゲット層と合わなくなってきた」という違和感を感じているのなら、自分にあった年齢層のブランドやアクセサリーや雑貨を中心に展開する装飾品ブランドなどの、年齢層にあまり左右されないブランドへの転職を考えるなどを考えてみても良いかもしれません。
そこで、得意・不得意、向き・不向きなども考えてみると、自分のキャリアに必要なスキルや実務経験を把握でき、次のステップに進みやすくなります。

情報収集


なんとなくでも自分の将来像が見えてきたら、情報収集をします。
今の会社で、店長や副店長・その他部署などで頑張りたいと思えば、どんな行動や実績を積めばよいかを、先輩や会社の人に聞いて情報収集してみましょう。


また、別の職場で働きたいと思ったら、求人サイトや転職サイトで検索をかけて比較したりすることが有効です。また業界に詳しい人にアドバイスをもらうなどして情報を集め、その上で今自分がどんなスキルや実績・経験を積めばそこに近づくことが出来るか調査してみましょう。店舗運営や販売スキルなど、今の会社の業務を通じて実務スキルを高められるのであれば、積極的にチャレンジしてスキルアップしてから転職に臨むのも一つの手段です。

3、具体的なキャリアプランと準備



では、アパレル販売員はからのキャリアアップ・キャリアチェンジが出来るのか、代表的な選択肢とそれに向けた準備をご紹介します。

■ 同じ環境でキャリアアップ



副店長・店長


店長や副店長を目指す場合は、売上達成とマネジメント能力強化を意識してみましょう。昇格するには、店舗運営の中で売上目標に対してしっかりと目標達成をする必要があります。また、店舗全体の売上目標を達成出来るように、店舗内のコミュニケーションを円滑に進められるリーダーシップやマネジメント能力も評価の対象になります。新人が入ってきた時に、積極的にスタッフの教育に携わらせてもらうなど、マネージャーや上司のアドバイスを受けながら、実務の経験を積むと良いでしょう。

関連記事:店長職に求められる事とは?キャリアアップへの道

■ 別の環境でキャリアアップ



同じ会社で、別ブランドへの異動


今のブランドが自分に合っていないと感じているけれど会社は好きという方は、上司に相談してみても良いでしょう。定期的に面談を行い、年に1度、計画的に異動願いを受け付けているというような企業もあります。まずは社内で相談をして、そういった方法があるか確認してみましょう。

同じ会社で、本社勤務への異動


会社やブランドは好きだけれど、違う職種にチャレンジしたいという方も、上司に相談をして本社異動ができる可能性があるかを確認してみましょう。本社への異動は、狭き門でありタイミングなどもあるので、すぐには難しい可能性が高いです。
ただ、希望する職種があれば、その分野の勉強をしてみるなど、自分磨きをして声がかかるのを待つのも一つの手です。例えば、販促やプレスを希望しているのであれば、コーディネートの提案力以外にも企画力が必要となります。その為、コーディネート力を強化し、SNSなどで発信力や企画力を養っておくといいかもしれません。他にもデータの分析や企画の立案、求人情報の発信、イベントの準備など多岐にわたります。こうした作業は専門知識が必須となるため、取得や研修を通してスキルを磨くことが大切です。

関連記事:広報・プレスの具体的な仕事内容とは?必要な資格はある?
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他のブランドへ転職


転職を考える場合は、求人検索サイトや採用情報ページを活用して、自分の好みのブランドや接客スタイル・理念・条件など、自分に合うブランドを探してみましょう。応募時には質問や面接を通じて、違いや待遇をしっかり把握しておくことが安心につながります。平均の年収や月収、契約社員・派遣社員といった雇用形態の比較も行いましょう。今すぐに応募したい求人がなくても、常にアンテナを張っていると、いいブランドに出会う可能性が高くなります。
求人サイトのスカウト機能を使うのもオススメです。ブランドから、オファーが来るので、自分を必要としているブランドを知ることが出来ます。
すぐに転職をしない場合は、今の職場で成果や実績を積んでおくと、転職活動をスタートした際にアピールすることが出来ます。売上達成に向けて工夫したことや数値を提示できるように、意識して働いてみてはいかがでしょうか。

関連記事:憧れのハイブランドで働きたい!必要な資格・スキルはある?

異業種へ転職


新たなことを挑戦したいという方も、まずは求人サイトをチェックしてみることをオススメします。具体的にどんな仕事があり、どんなスキルが必要かを確認することで今自分が何を準備する必要があるかが見えてきます。
ただ、自分に向いていない仕事に就いた場合、仕事への関心が持てない、仕事に対してストレスが溜まるなど、イメージと異なった場合に苦しむ可能性があります。異業種への転職の場合は、しっかりとその仕事について情報収集しておきましょう。

アパレル販売員の経験者は、下記のような業種に転職するケースが多いようです。

◇ 営業・サービス系
求人数が多く、活躍しやすい職種。コミュニケーション能力が高いアパレル販売員は、採用されやすい傾向があります。
◇ 一般事務・経理
未経験OKの求人もあります。コツコツと仕事をしていくのが得意な方は活躍できます。
◇ デザイナー・パタンナー
未経験OKの求人が少ない職種。もしも、未経験OKの求人があれば要チェックです。
◇ マーケティング・広報
未経験OKの求人が少ない職種。ただ、トレンドに敏感なアパレル販売経験者は、活躍できる可能性を秘めています。


いかがでしたでしょうか。
今回は、アパレル販売員が現状に違和感や将来に不安を感じた際に、そのモヤモヤを洗い出し、自分に合ったキャリアプランを見つける。そして、逆算して行動する方法をご紹介しました。是非、今後のキャリアプラン検討の参考にしていただければと思います。
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