お客様の興味を引くPOPの作り方

POP（ポップ）とは「Pointofpurchase」の頭文字で、日本語では「店頭販促」といいます。
一般的な広告はテレビや新聞など、多くの人が目にする媒体を利用しますが、POPは店頭で掲載する広告です。商品名や価格、キャッチコピー、メリット、イラストなどを書いたもので、POPの作り方1つで売り上げが大きく変わるといわれています。
では、お客様の興味を引くPOPとは一体どのようなものなのでしょうか。

読みやすいフォントを使う
POPとは店頭でお客に対して商品をアピールする広告です。
テレビやラジオのように見せたり聞かせたりするのではなく、お客様に見たり読んだりしてもらって初めて効果が発揮されます。どんなにオシャレなPOPを作ったとしても、お客様にとって見にくかったり、意味が伝わらないものになってしまえば意味がありません。
そこで、商品について解説をしたり、キャッチコピーを入れる場合は読みやすいフォントを使うようにしましょう。手書きなら読みやすいように、大きくハッキリと書くのがコツです。文字がグニャグニャと曲がってたり、小さかったりするとお客様は見てくれません。字が汚いとお店の印象が悪くなる可能性があります。注意しましょう。


目立つカラーでアピール
オシャレでカワイイ服をそろえているアパレルショップに、地味な色のPOPを置いてしまうと、お客様が気づかない可能性があります。遠くからでもPOPを認識できるように、色使いには特に注意しましょう。
最も重要な価格は見やすい「赤」、文字はハッキリと読みやすい「黒」など、情報によって色を変えると効果的です。文字を他の色で縁取ると、さらに目立つようになります。ただし、あまり色を使いすぎるとゴチャゴチャしてしまうので、基本は2色、多くても3色程度にとどめてください。


キャッチコピーは簡潔に
商品のキャッチコピーを書く時は、簡潔に書くことが大事です。商品の魅力をアピールしたい気持ちはわかりますが、文章が長々と書かれていると、お客様は読んでくれません。
キャッチコピーとは、短い言葉で本質をビシッと表した文です。長くても二行までに留め、どうしても三行以上になってしまう時には、罫線を引くなど文字が読みやすくなるように工夫しましょう。また重要な単語はフォントを大きくしたり、色をつけたりすると情報が伝わりやすくなります。


手書きだと好印象
POPはパソコンでプレゼンテーションや画像処理などのソフトを使えばすぐに作ることができますが、あまりスマートすぎると目立ちません。また同じようなPOPが店内に並んでしまうと個性がなくなり、広告というよりは飾りに近くなってしまいます。
POPの効果が思ったよりも出ない場合は、手書きでPOPを作ってみてもよいでしょう。文字だけではなく、手描きのイラストを添えると、さらにインパクトが強くなります。
手書きPOPを最も有効に使っているのが「書店」です。その本が好きな店員さんが手書きでおすすめのポイントなどを書くことで、好きという気持ちがお客様の心に響き、購入につながります。書店では、あえて手書きにすることで温かみを出しているのです。参考にしてみてください。

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