転職ノウハウ | 15年7月22日

美容部員の採用で有利になる資格は?

美容部員とは、百貨店などで化粧品や美容についてお客様にアドバイスをしたり、自社の商品を勧めたりするお仕事です。「ビューティーアドバイザー(BA)」や「ビューティーカウンセラー(BC)」という名前で呼ばれることもあり、美容関係の求人では特に人気の職業です。
美容部員になるために必要な資格はありません。国家資格ではありませんし、専門のスクールを出る必要もありません。求人を見ると学歴欄のところに「高卒以上」と書かれていることが多い意外には、これといった資格は不要のようです。しかし、資格が無意味というわけではありません。美容・コスメ関係の資格を持っていればメイクやスキンケアについて知識があるという大きなアピールポイントとなります。
今回はそんな美容部員の採用で有利になる資格について紹介しましょう。
・美容師免許
美容師免許とは国家資格のひとつです。ヘアスタイリングに関係する資格と思われがちですが、メイクアップに関する授業も多いため、美容・コスメ業界では特に評価されています。将来的なキャリアアップ・ジョブチェンジの際にもきっと役立つでしょう。
美容師養成施設で所定の時間数(630時間)の受講と国家試験に合格する必要があるため、取得するまでに時間がかかりますが、一度取得をすれば生涯にわたって有効です。プロの美容部員として長く活躍するためにも持っておきたい資格のひとつです。


・日本化粧品検定
日本化粧品検定とは、コスメのスペシャリストを認定する民間資格です。この資格には1級と2級があり、1級の合格者は協会の会員となって所定の研修プログラムを終えることで「コスメコンシェルジュ」の資格を取得できます。
2級は肌の悩みに応じたメイクのテクニックや、食事・睡眠・紫外線といった肌に影響する基礎知識などを対象にした試験で、1級は化粧品の成分や活用法などより専門的な知識が求められます。1級の資格を取得しておけば高く評価されることでしょう。


・日本メイクアップ技術検定
日本メイクアップ技術検定は、社団法人 JMAが認定している民間資格です。国際的に通用するメイクアップアーティストの育成を目指した資格で、検定試験では顔の構造をはじめ、色彩、スキンケア、フルメイクといった知識が学べます。美容部員はもとより、ブライダルから介護まで非常に幅広いシーンで活用できるため、業界のプロとして活躍していくためにも取得をおすすめします。


今回ご紹介したのは美容・コスメ系資格のほんの一部です。ほかにもメイクセラピー検定カラーセラピスト試験など、さまざまな資格があります。美容部員は資格がなくても働けますが、資格を持っていれば「メイクやスキンケアについて興味がある」ということを強くアピールでき、評価の対象になります。モチベーションや勤勉さの証明となるので、積極的に取得しておきたいものです。


● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。
● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。

同じカテゴリのトピックス