転職ノウハウ | 20年12月18日

専門知識は不要、大切なのはアレ!アパレル販売員が身に着けておきたいSNS上のマーケティングスキル

コロナ禍で売上の苦戦が続いていますが、少しずつ売り上げが回復しているアパレル業界。しかし、自粛要請や人数制限もあり、今まで通りの店舗運営が難しいのが現状です。元の売上に戻るまではまだ時間がかかりそうです…。
自粛期間中の主な売上はECサイトによるものでした。このことから、少しずつアパレル業界の「接客」「販売」の在り方が変わってきたのではないでしょうか。例えば、オンライン接客や新作商品紹介動画の配信など、SNSを上手に活用し自社商品をPRする企業やスタッフは増加しています。ECサイトの売上が発展途上の今、販売員のSNS上のマーケティングスキルは必要になってくるでしょう。さらに、販売員の求人数も徐々に増えてきてはいるものの、意欲ややる気だけでの採用は難しく、スキルや経験を重視する企業が増えています。アピールするポイントを増やすためにも、SNS上のマーケット市場について把握しておくべきでしょう。
アパレル販売員のマーケティングとは何か

そもそも「マーケティング」とは何だかご存知ですか。アパレル業界によるマーケティングとは「勝手に売れるしくみを作ること」です。それは、本部職の方だけが行うのではなく、販売スタッフも「勝手に売れるしくみ」というのは作り出すことが可能です。なぜなら、「売れる環境」を作るためには「売る現場」を知っておくことがとても重要だからです。
店舗への集客数は以前よりは増えているものの、現在も少ない状況が続いています。その中で、いくら販売スキルを磨いても、集客がなければ、売上を上げる事は出来ません。集客を増やすための方法の一つとして、SNSを活用してみてください。ただ、接客スキルを磨いても意味がないという事ではありません。SNSマーケティングを行う際は、集客を増加させることだけに焦点を当てず、磨いてきたスキルを発揮できる環境を作り出すことをポイントにしてください。
SNS上のマーケティングスキル
SNSの好意的な反響として5つのポイントがあります。

1、タイムリーであること
2、親しみやすい環境事
3、共感できる事
4、役に立つ事
5、ユーザー参加型であること

WEB上だから販売員が必要ないということではありません。ECサイトを実店舗に近づけるために販売員を立てる事で、店舗に行く楽しさや親しみやすさを味わってもらう事が出来ます。また、SNSの特長として「接触頻度が高いこと」「スムーズであること」「リアルタイム性」を生み出せることが挙げられます。さらに、コメント機能やプッシュ機能などを活用することで、ダイレクトに顧客様とコミュニケーションを取ることが可能です。特にInstagramは、ビジュアルで感性に訴えることが出来るため、アパレル業界との相性がバッチリ◎
ここでのポイントとしては、広範囲で多数のユーザーに情報を届けることが可能ですが、あくまでも1:1のコミュニケーションを意識しましょう。手間だな…と感じるかもしれませんが、店頭においての接客は1:1のコミュニケーションが当たり前です。全てとは言わずとも、なるべく多くのユーザ―と積極的にコミュニケーションを取ってください!
最後に
その他にも、他社企業やフォロワー数の多いスタッフの投稿チェックなど、情報収集も頻繁に行うようにしましょう。SNS上では多くの人に情報を発信することが出来ることがメリットですが、誤った情報を投稿してしまうと炎上に繋がる恐れもあるので、投稿する際は以下のことに注意が必要です。

☑画像は適切か
☑誤字や脱字はないか
☑不適切な言葉は含まれていないか(中傷や差別的な表現など)
☑社外秘など漏えいさせてはいけない内容が含まれていないか

SNSを運営する上で最も重要なのは「共感」を得る事です。ユーザーが喜んだり楽しめるコンテンツを発信し、望まれるコミュニケーションが出来なければ成果を生み出すことは出来ません。そのため、SNSを活用するにあたってコミュニケーション能力が必要です。SNSを活用するには、「パソコンやスマホなどのWEB知識がないと難しい」と考えがちですが、専門知識はほとんど必要ありません。販売で活かしているあなたのコミュニケーション能力を、ぜひSNS上のマーケティングに活用させてみてはいかがでしょうか。



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