転職ノウハウ | 20年1月28日

アパレルの給与は具体的にいくら?高収入を目指すコツは?

華やか、おしゃれといったイメージから、幅広い層に人気を集めているアパレル職ですが、実際に働く上では給与のように現実的な問題も気になってしまいますよね。「アパレルは稼げないから辞めたほうがいい」というアドバイスを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、販売スタッフを中心としたアパレル関連職の給与について具体的な数字や、給与アップのポイントについてご紹介していきましょう。
 
アパレル関連職ではどれくらいもらえるのか?
総合職業情報サイト「キャリアガーデン(https://careergarden.jp/apparel-tenin/salary/)」の調べによると、アパレルスタッフの正社員初任給は月給17万円〜20万円程度。平均年収は300万円〜400万円ほどが目安となるそうです。アルバイトの場合、相場は時給900円ほどとなります。ほかの職種よりも特別に高収入な仕事というわけではありませんので、どんな職種でもいいからバリバリ稼ぎたいという人向けの職業とは言いがたいでしょう。

また、アパレルスタッフは仕事柄ブランドの服を購入したり、店頭に立つときにはヘアやメイクにも気遣ったりしなければならないことから、出費がかさみやすい傾向にあります。このくらいの月給なら、なんとか生活していけるだろうとイメージしていても、実際に働きはじめると思うより厳しい生活になってしまった…ということにもなりかねないので注意してください。


アパレルではボーナスが出る?
年収を考えるときに、重要なポイントとなるのがボーナスやインセンティブです。多くのブランドでは、年に2回程度ボーナスが支給され、それによって年収も大きく変わります。年3回ボーナス支給のある企業もあり、詳細は求人情報にも記載されますので応募の際「賞与欄」に注目してみてください。

さらに、売上成績に応じてボーナスやインセンティブが支給されることもあります。ノルマや目標金額が設定されている企業の場合、達成するとインセンティブとして還元されることもあるでしょう。中には、福利厚生の一環としてサロン代など自分磨きに必要になる費用の一番を、手当として支給してくれるブランドもあります。

もちろんこうした条件はブランド、運営元企業、年齢、経験などによっても違うため、「絶対に年2回以上ボーナスがほしい」などのこだわりがあれば事前によく下調べをすべきでしょう。
 
ブランドや職種によっても給与は変わる?
一部の大手ブランドでは一般水準よりも高めに給与を指定することで、戦略的に人材を獲得している場合もあります。さらに高級ブランドはスタッフに求めるスキルも大きい分、いい待遇が用意されやすい傾向にあることが特徴です。

また、同じ販売スタッフという立場でも、任されている仕事が違えば給与も変わります。店長や副店長などの役職についた場合、役職手当がプラスされるため月給も増えるでしょう。販売スタッフとして就職後、キャリアアップし営業やエリアマネージャーなどの職につくという方法もあります。求人サイトを利用し複数ブランドの求人情報を参考にしたところ、営業職やエリアマネージャー職であれば月給30万円以上という例も多く見つかったため、キャリアアップしながら高収入を目指していくといいでしょう。


アパレルで稼ぎたいなら?
アパレルの仕事に就きながらどんどん稼ぎたいと考えているのであれば、できるだけ条件のいい企業やブランドに転職することがもっとも有効です。また、現在アパレル関連職に就いているものの「今後のキャリアプランを思い描けない」「店長や副店長などの役職を目指したいが、長く活躍している先輩スタッフが多いためまだまだ先になりそう」と感じるときにも、転職を視野に入れることをおすすめします。高待遇の求人は限られているため、こまめに求人情報をチェックしておき気になる求人が見つかったら逃さないようにしましょう。

求人を探す際には「賞与、インセンティブはどのくらい期待できるか?」「福利厚生や手当の内容はどうなっているか?」「キャリアアップできそうか?また、先輩スタッフのキャリアパス事例はどのようになっているか?」といったポイントに注目してみましょう。これらのポイントをよく確認し、納得できる求人を見つけられれば、給与面でも安定した環境で働いていけるでしょう。


関連記事:アパレルの給料をアップするには?不満を解消する方法



● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。
● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。

同じカテゴリのトピックス