転職ノウハウ | 19年9月17日

アパレル店員の将来って?漠然と不安になったらどうする?

憧れの職業とも言われているアパレル職。しかし実際にアパレルの現場で働きはじめると、漠然と「将来の不安」を覚えてしまう人は意外と多いものです。その理由や、不安を覚えたときにすべきことについて解説していきましょう。
 
アパレル店員の「将来」って?
「憧れの仕事をしたい!」と意気込んでアパレル業界に飛び込んできた人も多いと思いますが、実際に働いていると現実的な問題を目の当たりにして、不安を感じてしまうこともめずらしくありません。アパレル業界で働いている人が抱えやすい将来の不安として、例えば次のようなものが挙げられます。

・給与や手当、福利厚生に不満がある
・現在はなんとか生活できているが、貯金ができておらず将来的に結婚や出産を経験するときに不安
・年齢を重ねてから立ちっぱなしの仕事が続けられるか体力的に不安
・現在、長時間勤務が当たり前になっているので将来的に続けられるか不安
・ブランドコンセプトと、自分の年齢や好みのイメージがつりあわなくなってきた

このような不安は、アパレルの現場で働いていく上でどうしても抱きやすいものです。それでは具体的にどのように対処すればいいか、ご紹介していきましょう。


アルバイトなら正社員を検討
現在、パートタイムやアルバイトなど非正規雇用の形態で働いており、給与・手当・福利厚生などに不満があるのなら正社員になることを検討してみてもいいのではないでしょうか。ほとんどの企業で正規雇用の正社員は非正規雇用より優遇されており、たとえメインの仕事内容はそこまで変わらなくとも雇用形態が変わって手取りが一気にアップしたという事例は少なくありません。

また、同じ企業・店舗でアルバイト経験のある人材が正社員になった場合、公表されている待遇よりも優遇されるケースがあります。と言うのも、アパレル未経験者を採用し一から育てるのに比べれば、経験があるスタッフを昇格させる方が即戦力として活躍していただけるからです。そのため採用情報で正社員の基本給として公表されている金額よりも、高い給与を用意してくれる可能性があります。もちろん必ずその通りになるわけではなく、正社員登用を行っていないケースもありますので確認してみましょう。
 
上司に直接掛け合ってみるのも手
このように条件を確認するときには、上司にキャリアアップができないか相談してみるのもおすすめです。と言っても「今の給与じゃ不満だからもっとあげてほしい!」と直接的に伝えるのではなく、伝え方を気をつけながら上司に相談することが大切です。

・待遇面も含めてもっと成長していきたいので、キャリアアップするにあたって今の自分に足りないものを教えてほしい
・将来的に給与面で不安があるのでキャリアアップする方法を教えてほしい
・バイヤーや人事など新しい分野の仕事にも挑戦したいので、本社勤務を希望したい

ただし店舗の店長や副店長といった重要なポストには、限りがあります。当然、今それらの役職についている人を押しのけることはできませんので、あくまで”相談”として現在の給与に不安があるということを伝えてください。今すぐ重要なポストにつけなくとも、昇給などの道を検討してくれる可能性があります。


条件のいい別の企業へ転職
現在正社員として働いているものの、待遇などに不安があるときには転職を視野に入れましょう。いくら上司にかけあったところで、待遇や福利厚生などはどうにもならず、結果として折り合いをつけながら働くしかない場合もあるためです。「どうしても今のままじゃ、貯金もできないし不満!」「試しに他の企業の採用情報を見てみたら、明らかに今の待遇よりもよかった!」と感じるときには、転職を検討してみましょう。
また「これまでは10代向けのブランドで働いていたけれど、これからは30代以上の女性からも愛されているブランドで働きたい!」というような希望があるのであれば、やはり転職することがもっとも有効です。

アパレル店員の主な仕事内容は、仕入れや接客など、どの職場でも似ているもの。まったく別のブランドであっても、販売員の経験があれば優遇されることもあります。また、転職を機に新しい職種にチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。例えば、販売員からプレス、バイヤーなど、憧れの仕事にさらに近づくこともできるかもしれません。あなたの夢は、なんですか?今一度考えてみてください。






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