転職ノウハウ | 15年12月13日

販売スタッフ同士のコミュニケーション

ラグビーの世界でこんな言葉があります。

「ONE FOR ALL , ALL FOR ONE」

直訳すると「一人はみんなのために、みんなは一人のために」となります。これはチームプレイの大切さを表す言葉として、そして一人一人が助けあうことが重要だ、という意味で使われています。
アパレルのショップスタッフとしても同じことが言えます。個人の売り上げ目標やノルマもあるかもしれませんが、自分一人だけ達成すればいいのではなく、お店全体として売り上げを作っていくことが重要なのです。
 
重要なのはファンになってもらうこと
個人の売り上げを焦るあまり同じお店のスタッフ同士でお客様を取り合ってしまっている、という話を聞いたことがあります。
同じショップの販売スタッフは当然敵ではありませんし、仲間だということを忘れてはいけません。ショップによっては個人目標や個人ノルマを課しているところもあるかもしれません。個人成績をあげることで評価にも繋がります。しかし、それによってスタッフ同士でお客様を取り合っても決していい方向には転がりません。

重要なのはお客様満足度を上げ、ショップのファンになってもらうことです。”ファンになってもらうこと”というのは洋服のブランドを好きになってもらうことだけではなく、ショップの雰囲気やスタッフを好きになってもらうことです。お客様にとって心地いい空間で買い物をしてもらい、また来てもらえるように満足度を上げることが重要です。


コミュニケーションが取れているショップは売り上げが上がる
スタッフ同士でコミュニケーションが取れているショップは売り上げが上がっている傾向があります。どうしてでしょう?
それはスタッフ間で連携しコミュニケーションを取ることでお店の雰囲気が良くなり、お客様にとっても居心地のいい空間ができあがっているからです。あなたがお客様としてお店に入った時にギスギスした雰囲気のお店と和やかな雰囲気のお店、どちらが買い物しやすいでしょうか。お客様にとって居心地のいい空間をつくってこそ、結果的にお店全体の売り上げもあがることになります。


チームプレイでお客様に喜んでもらう
お客様がどの洋服にするか迷っているとき、またはその服を買おうか迷っているときがあると思います。その場合、そのアイテムのポイントであったり、「お似合いですよ」という言葉をかけると思います。

そこでチームプレイとして、自分だけでなく他のスタッフも巻き込んでみてはいかがでしょうか?

お客様が迷っているときは価格の場合もありますが、自分に似合っているかどうか客観的な視点がほしいときです。そのときに自分の意見を伝えるだけでなく、周りのスタッフも巻き込んで伝えることでショップのスタッフが2人も似合っている、と言ってくれたんだと安心することができます。これは普段からコミュニケーションが取れているスタッフ間ならではのチームプレイとなりますので日頃のコミュニケーションが重要となります。
ただし、コスト面で悩んでいる場合、二人掛かりでの接客はマイナスに働きます。断りたくても断れない雰囲気となり、リピーターにはならない可能性があるので、きちんと見極めましょう。


販売スタッフ同士のコミュニケーションは仕事をしやすくするためではなく、売り上げにも大きく関わってきます。決して個人の目標にとらわれることなく、ショップ全体のことを考えスタッフ同士のコミュニケーションを取るようにしましょう。






● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。
● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。

同じカテゴリのトピックス