
転職ノウハウ |
8月8日
アパレル系企業に提出する履歴書・ESの書き方とは?
アパレル系企業へ提出する履歴書やエントリーシート(ES)について「いったいどんな風に書くべきだろう。」「他の業種の書き方が違う点はあるのかな」そんな風に戸惑ったことはありませんか?アパレル系企業に出す履歴書やESも、一般的な企業向けのものとそれほど内容に違いはありません。志望動機の記事や例文などを見ても、” これってアパレル以外の業界でもあてはまることでは? ”と感じることもあるでしょう。
しかし、実は1点だけ、アパレル系企業に提出する際の履歴書・ESの書き方には大きなポイントがあるのです。それは「共感」というキーワードでくくることができます。
しかし、実は1点だけ、アパレル系企業に提出する際の履歴書・ESの書き方には大きなポイントがあるのです。それは「共感」というキーワードでくくることができます。
1、志望動機で伝える共感
書類選考にあたってはもちろんあなたの学歴や職歴なども重視されると思いますが、中でも重要なのはどうしてこの会社を志望したのかという理由、つまり「志望動機」です。志望動機は企業の理念や業務内容への理解が前提になります。短いスペースに書ける文章には限りがありますが、短い言葉の中に自分の気持ちを託し面接官の「共感」を求めましょう。
たとえば「初めて御社の服を買った時の感動」や「御社のブランドにしかない魅力」について、自分の思い出や経験などのエピソードを交えた文章をESに書き込むことが大切です。文章を読んだ書類選考の担当者が「そうそう。私もそうだった」と感じ、共感してくれたとしたら、あなたは面接会場に一歩近づいたといえるでしょう。その結果「このような感動を与えてくれた会社の一員として活躍し、もっと多くの人と感動を分かち合いたい」と結べば、アパレル系企業への志望動機としてはこれ以上ないものになるのではないでしょうか。
2、写真で伝える共感
履歴書には証明写真が必須です。履歴書用の写真は寸法やスーツ着用など細かいルールがあり、あまり個性を発揮することはできません。ですが、メイクやヘアスタイル、ヘア・ピアス、ネックレス、アクセサリー、襟元など、ごく限られた部分にキラリと光るものがあれば、それは十分アピール材料になります。「コーディネートにこだわる」とは、洋服以外にも気を配ることです。マナーを守りつつも服装を通してセンスやトレンドへの意識の高さを表現し、” 洋服が好きなんだな ”と思ってもらえる写真にすることがポイントです。こうした点で採用担当者の共感が得られれば、書類選考を突破し面接へとチャンスをまた一歩引き寄せることができるでしょう。注意点としては、あくまで応募するブランドのイメージに合った写真にすること。ブランドイメージやコンセプトを把握し、理解することが大切です。
3、職歴で伝える共感
他業種からアパレル業界への転職を希望する人にとって、職歴をどうアピールするかは悩みのしいポイントではないでしょうか。特に接客や販売など、直接アパレルで役立てられる職種経験者以外では「未経験ですがチャレンジ精神で頑張ります」というように根性論で話をまとめてしまいがちです。異業種からの転職に不安を感じる方も多いですが、業務内容を理解した上での強みの提示が重要です。
実はアパレル系のお仕事は、ファッションを通じて人と幸せや喜びを分かち合うものであり、新しいデザインや着こなしなどの発見の連続です。また、相手のことを心から考えてサポートしながらベストな提案をすることも欠かせません。これらは他のどんな職業とも共通することですし、自分の今までのキャリアの中で「アパレル系の仕事でこの部分は活用できる」「売上に貢献できる」「アパレル販売に役立つ知識を持っている」という提案部分を見つけることができるはずです。その職種が求める本当の資質を見抜いて自分をアピールできれば、「この人はアパレル業界の華やかさだけに目を奪われず、業務内容の厳しさもちゃんと理解している人だ」という共感を面接官に与えられるのではないでしょうか。
4、書類の書き方のポイント
最後に上記をふまえた上で書類作成時のポイントをまとめます。
基本情報は丁寧に、正確に
履歴書やエントリーシートに記載する内容は、応募者の人物像や意欲、熱意が伝わるようにしっかり整える必要があります。特にアパレル業界では、お客様対応や販売、サービスに関する考え方が評価されやすいため、自己PRではその点を明確に伝えることがポイントです。
まず、氏名や連絡先などの基本情報は、手書き文字でもパソコン入力でも構いませんが、丁寧さと誤字脱字のない記入が求められます。ボールペンで記入する場合は黒インクが基本です。西暦や年号も表記を統一し、読みやすさを意識した書き方にしましょう。顔写真の撮影は、服装や髪型などの印象も重要です。写真撮影に臨む前にしっかり準備を行うことが大切です。写真からそのための意識が伝わるかどうかも、採用担当者は見ています。
志望動機・自己PRは企業理解と熱意がカギ
次に志望動機や自己PR欄では、貴社の商品やブランドの特徴、展開エリア、店舗の雰囲気などを踏まえて、「なぜ応募したのか」「転職で何をしたいのか」自分の言葉で書き、動機がしっかり伝わる様にします。直接自分の足で店に出向いたことはもちろん、株式会社が運営するecサイトやWebコンテンツに触れたことがある、ホームページを検索したことがあるなど、実際の経験に基づいた記述が伝わりやすく、面接官にも強い印象を与えることができます。
たとえば、「過去にショップで接客を受けた際、スタッフの丁寧な対応に感動し、自分もそうした活動を通して貢献したいと考えるようになった」というような、リアルなエピソードが効果的です。また、「マーケティング分野にも興味がある」「将来はecに関わる仕事をやってみたい」「企画やディスプレイなどにも関わりたい」といった目標がある場合も、積極的にPRに書いて構いません。
異業種からの応募でも伝えられる強み
また、前職がアパレルとは異なる業種だった場合でも、事務や物流などの経験を通じて得たスキルや実績をどう入社した後に活かしたいかを考えることが重要です。仮に派遣社員や契約社員、扶養内などの短期的な就業経験でも、そこから学んだことや取り組みをしっかりと整理すれば、十分に自己PRとしてアピールできます。得意だった業務を中心に結論から述べる構成での伝え方はさらに好印象となるでしょう。退職理由についても、問題のない表現でまとめるよう心がけましょう。ネガティブな書き方はNGです。
学生や未経験者は「きっかけ」や「姿勢」を伝える
特に新卒や学生の方の場合、自身の「活動のきっかけ」や学内での勉強内容、アルバイトで得た経験を、どのようにアパレル業界に活かせるかを考え、具体的に伝えることが重要です。バイトでの接客経験やトラブル対応なども、販売スキルとしてアピールできます。「名前を知っているから」や「人気があるから」といった理由だけでは弱く、業界で就職したいという熱意を補う内容で説明する必要があります。高等学校や専門学校、大学など学校で学んだことを参考に、将来の業務内容につながる学びがあったという組み立て方も効果的です。
提出前のチェックを忘れずに
最後に、提出前には項目ごとの記述に抜けがないか、企業の求める規定に合っているか、チェックを行ってください。使い慣れたフォーマットであっても、変更点や条件の見直しがある場合は必ず最新の情報で整える必要があります。選考では入力ミスや規定違反が不利に働く可能性があるため、確認にも充分な注意を払いましょう。
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