ニュース | 20年6月12日

知ってて損なし!夏の素材について

アパレル販売員なら知っているべき!ファッション好きも知っているべきな、素材のお話です。接客トークはもちろん、お手入れにも役立ちます。
■ Cotton(コットン)
「綿」とは、木綿の種から取れる「種子毛(しゅしもう)」の事。オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2〜3年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花を「オーガニックコットン」と呼ばれ、環境面からも高い評価を受けています。

<特徴>
・優れた吸水性
・通気性が良い
・染色性に優れている
・柔らかな肌触り

<お手入れ方法>
まずは、洗濯表示を確認しましょう。洗濯機で洗えるのもはネットに入れ、おしゃれ着用中性洗剤を使用してください。
洗濯表示がないものは、手洗いが◎洗面器に水とおしゃれ着用中性洗剤を入れ押し洗いをしてください。洗剤を十分落としたら、ネットに入れ洗濯機で40秒程度脱水をします。


■ Linen(リネン)
「リネン」は「麻」の種類のひとつ。ハーブの一種である亜麻(フラックス)の茎が原材料となっていて、麻の中でも柔らかくて肌にやさしい素材。また、通気性、保温性のバランスに優れており、夏も冬も適した素材。

<特徴>
・柔らかな肌触り
・優れた吸水性
・速乾性がある
・丈夫で長持ち
・抗菌性がある

<お手入れ方法>
基本的に洗濯機で洗えます。シワになりやすいため、畳んでネットに入れて洗いましょう。洗剤はおしゃれ着用中性洗剤がおすすめです。縮みやすいため、水の温度はぬるま湯以下がいいでしょう。また、脱水をするとシワの原因になるため、ドライや手洗いコースなど脱水をしすぎないものを選びましょう。干す時は日陰干し。直射日光に当てたまま干してしまうと色褪せや日に焼けて色が変化してしまうことがあるので注意してください。


■Silk(シルク)
蛾の幼虫の蚕(カイコ)の繭から作られるタンパク質でできた天然繊維。近年の科学技術の進歩により、絹タンパク質の機能の解明が進み、美容や健康にもよいことが明らかにされてきました。

<特徴>
・気品のある光沢
・染色性に優れている
・優れた吸水性
・通気性が良い
・優れた保温性
・紫外線(UV)カット効果がある

<お手入れ方法>
デリケートな素材のため、手洗いがおすすめです。洗濯表示と色落ちの確認をし、洗濯機で洗う場合は、ネットを使用し、ドライや手洗いコースなど脱水をしすぎないようにしてください。
変色を避けるため、干す際は日陰干し。形崩れを防ぐために、平干しがおすすめです。






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