転職ノウハウ | 22年12月19日

アパレル企業との「相性」はなぜ重要?見極める方法も伝授

転職をするとき「この企業に受かったとして、長く働いていけるだろうか?」、「自分にとって本当に働きやすい企業だろうか」と気になってしまうこともあるのではないでしょうか。転職活動を成功させるためには、企業との相性を見極めることが非常に重要です。その理由や、相性を見抜く方法についてご紹介していきます。
 
「企業との相性」とはどういうこと?
転職をする上で重要な企業との相性ですが、具体的にどういうことなのか気になりますよね。日本国内発の企業から海外発の企業まで、アパレル企業には非常にたくさんの種類があります。それぞれに経営方針が違うため、トップの考え方が合わない、経営方針やシステムに不満があるという場合には、働きにくさを感じるでしょう。このように、直接的なトラブルや課題があるわけではないものの、働きにくさを感じる企業は単純に「相性がよくない」と言えるでしょう。

売り上げ一つとっても、企業の考え方は違います。チームで売り上げ向上を目指す、協調性が求められる企業もあれば、個人の売り上げを重視する個人主義の企業もあるでしょう。みんなで協力しながらお店を大きくしていきたい!と考える人には前者の企業が向いていますが、コミュニケーションをとることが苦手な人や、自分のペースで仕事を進めていきたい人にとっては働きにくさを感じやすい環境と言えます。


企業の色次第で仕事の幅も変わる
売り上げだけでなく、実際に取り組む仕事内容についても、企業によってまったく違うものです。入社してまもなくレイアウトや在庫管理にまつわる仕事を任されることもあれば、はじめのうちはレジや接客のみを任されることもあり、仕事が多くて大変と感じる人もいれば、色んな仕事に携われるほど喜びを感じる人もいます。反対に単純な業務に退屈さを感じる人もいれば、楽な仕事でやりやすいと感じる人もいるでしょう。

これはどちらの方がよりいいという話ではありません。どちらの人材も必要な力であることには変わらず、適材適所で業務にあたることで、作業の効率化や企業のイメージアップに貢献していきます。大切なのはやはり「相性」で、無理に企業が求めている人物像を目指すのではなく、自分らしく活躍できる企業と出会うことが理想です。
 
企業目線でも「相性」は大事!
こうした相性の問題は、転職を考えている人材側だけでなく人材を採用する企業側にとっても重要なポイントです。例えば、企業が求める人物像にも企業の色が反映されます。

□若い年齢層向けのブランドの場合
→ハキハキとした元気がある人材

□ファミリー向けのカジュアルなブランドの場合
→年齢や性別に関係なく話しかけやすいと感じられるような人材

□ラグジュアリーな商品を展開するブランドの場合
→落ち着きがあり丁寧な対応ができる人材

このほかにも、フェミニンなアイテムを展開するブランドならフェミニンなファッションが好きな人材、カジュアル系アイテムが中心ならカジュアルファッションが好きな人材というように、自社ブランドのアイテムをうまく着こなすことができるかどうかも非常に重要なポイントとなります。これらはいわゆる「ビジネスマナー」や「ビジネススキル」を身につけることでクリアできるものではありませんが、店舗のイメージや売り上げにもかかわります。たとえ優秀な人材であっても、企業に「合わない」と判断された場合には不採用になってしまうこともあります。



● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。
● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。

同じカテゴリのトピックス