アパレルの仕事は、買い手であるお客様がいなければ成立しません。そのため、売り上げが思うように伸びないときや目に見えて落ち込んでいるとき、モチベーションが下がり「向いていないかも」、「辞めたい」と思うようになってしまうかもしれません。
お客様との結びつきを深くするため、あなたは「手紙」を活用していますか？
今回は、お客様への手紙の書き方を中心に、アパレルの仕事のポイントを解説していきましょう。
 

アパレルの売り上げにつながる「手紙」とは？メリットは？
今、アパレルの現場ではセール情報や新入荷のお知らせをメールマガジンやLINE公式アカウントからのメッセージで行っていることも多いのではないでしょうか。
実際、配信する側にとっても多くのお客様へ一斉にアプローチできて便利ですし、お客様も場所や時間に縛られず内容を確認できます。そんな時代だからこそ、あえてアナログな「手紙」を活用して売り上げにつなげてみてはいかがでしょうか。

アパレルショップでは、ブランドカタログやセール情報を送るためお客様に氏名や住所などの個人情報を会員情報として登録してもらうことがあるのでは？！お客様とのコミュニケーションのため、その際に登録された住所へ手書きの手紙を出してみましょう。自宅へ届く手紙は、どこでもチェックできるメールマガジンと違い「今は忙しいから」と読み飛ばされることが少なくなり「せっかく手紙をもらったし、久しぶりにあのお店へ行こうかな」という行動へ結び付けやすくなります。労力が目に見えるのも、手紙の魅力です。


どんな手紙を書けばいい？例文は？
手紙と言っても、何行にも渡り切々とメッセージを記入する必要はありません。さらに言えば、封筒に便せんを入れる手紙にこだわらず、はがきでも構わないのです。内容についても、基本的にはすべてのお客さんに同じ文面を送ってよいでしょう。個人的に伝えたいことがあれば、盛り込むとさらに印象的な文面になります。このように、簡略化できるところはすると、複数のお客様への手紙の送付ももっと簡単になります。

■手紙の例文1：セール情報告知
◯◯様
先日は（店名）に足を運んでいただき、ありがとうございました。○月△日より、お得なセールを開催します。ぜひこの機会にお買い求めください。スタッフ一同お待ちしています！

■手紙の例文2：新作アイテム告知
◯◯様
先日は（店名）に足を運んでいただき、ありがとうございました。ご購入いただいた○○カラーのスカート、ぜひたくさん履いてくださいね。○月△日には、今季のニューアイテムが出揃います。かわいい＆使い勝手がいいアイテムも多いので、ぜひチェックしてください♪

■手紙の例文3：常連さんやコミュニケーションの多いお客様へ
◯◯様
先日は（店名）に足を運んでいただき、ありがとうございました。久しぶりにお会いでき、うれしかったです！また、こちらへお越しの際にはお立ち寄りください。ペットの○○ちゃんのお話も聞かせてくださいね（笑）

基本の文章は変えず「あのときのスカート」、「あのときのお話」というように「あなただけの内容」をプラスすることで、より距離の近い手紙になりますよ。
 

手紙が必ずリピーター獲得になる？
もちろん、手紙を送ることで必ずリピーターの獲得になると断言することはできません。しかし、リピーターが増えずに悩んでいるときや、売り上げをもっと伸ばしたいと考えるとき、試してみる価値はあるでしょう。接客で努力する、新規顧客を獲得することも大切ですが、どうしても限界があります。「もしかして、接客に向いてない？」、「ほかのスタッフは順調に売り上げをあげているのに……」と不安になったとき、手紙というちょっとした工夫で、挽回できるかもしれません。

前述のように、今お客様とのやり取りは、デジタルで完結する場合が少なくありません。しかしアパレルの仕事は、目の前のお客様と向き合い、「欲しい」という気持ちに寄り添う、フェイストゥフェイスの仕事です。だからこそ、手紙というアナログの手法は、お客様があなたの顔を思い出し「どうしてるかな？」と考えるきっかけになるかもしれません。

売り上げやリピート率などシビアな基準もありますが、人と人とが結びつく喜びもあるのがアパレルの魅力です。
ぜひ工夫しながら、お客様との密なコミュニケーションを実現してください。どうしても売り上げアップが難しいなら、より広い視野でアパレルの仕事と向き合うのもいいかもしれません。TWCで、理想の働き方を叶えましょう！

---

● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。

● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。