どんな仕事にも、その仕事特有の「やりがい」があります。歩合制であれば、売るほどに給料が上がるのでやりがいと感じるでしょう。また、飲食業であれば、お客様が満足して美味しかったと帰る瞬間にやりがいを感じるでしょう。
それでは、アパレル業ではどんな瞬間にやりがいを感じられるのでしょうか？アパレルのやりがいについて詳しく解説していきます。

仕事におけるやりがい
そもそも「やりがい」は必要なのかと考える人もいるかもしれません。しかし、どんな仕事をする上でもやりがいは非常に大切なものになります。やりがいがあるからこそ、毎日同じことを繰り返すだけの仕事ではなく、向上心を持って仕事に取り組むことができるのです。どうすれば仕事を効率よくすることができるのか、売上をアップできるのか、良い企画をどのように実現させるのかなど考えて行動するようになります。
つまり、仕事を長く楽しく継続させるためには欠かせないものが「やりがい」なのです。反対に言えば、やりがいのない仕事は面白みがなくなるので長く続けることが出来ないでしょう。


アパレルで感じられるやりがい
それでは、アパレルで働くことで感じられる「やりがい」はどんなものがあるのでしょうか？もちろんやりがいを感じる部分は人によって個人差がありますが、販売では目に見えるやりがいが多くなっています。
アパレルで感じられるやりがいを見ていきましょう。

・自分の着用商品が売れる
一番目に見えて分かりやすいやりがいが、自分の着用アイテムが売れるということです。
アパレルでは、多くの場合がお店にある商品を自身が着用して店頭に立ちます。そうすると、お客様の目にも入りやすく、どういった洋服なのかお客様が想像しやすいのです。着用していると、「その服はどこにありますか？」「あの人が着ている服はどれですか？」という質問をお客様から受けることも多いでしょう。そして、その服が売れると、自身の着用効果が目に見えて分かるので「やりがい」に繋がります。更に売れ筋を産み出そうと新しい服を着用したり、新たなコーディネートを自ら考えて販売したくなるのです。

・コーディネート販売ができた時
お客様へ販売するのは、お客様が気になって見ている洋服だけではありません。販売員は、その洋服を着ているイメージを膨らますために、コーディネートで洋服を提案します。
例えば、ブラウスを悩んでいるお客様がいれば、デニムとパンプスを持っていって着用イメージしやすいようにするのです。その時に、持っていったデニムやパンプスも一緒にお買い上げに繋がることがコーディネート販売です。さり気なく持っていったアイテムが可愛いと、お客様も悩んでいた商品と一緒に欲しくなります。そこで他のアイテムもお勧めすることで、お客様は1着だけではなく一緒に購入しようかと考えるようになります。コーディネート販売が成功すると客単価が上がりますし、自分の売上も伸びるので「やりがい」になります。

・顧客・リピーターの増加
自分が一度販売したお客様がまたお店に来店してくれたり、それが続いて顧客様になることはアパレルの醍醐味です。ただ淡々と販売しているだけではリピーターや顧客は増やすことが出来ません。日頃からコーディネート販売で、お客様にコーディネート提案することで、お客様にとって専属スタイリストのような気分を味わっていただくのです。
お客様が前回何を購入したのかを記憶しておけば、それに合わせるアイテムを次回提案することもできます。リピーターの人は、「このお店に行けばまた良い商品が買えるかもしれない」という期待で来店していますし、顧客様になると商品だけでなくお店のスタッフに会いにきています。
アパレルの接客は、商品を提案するだけでなく自身の魅力も一緒にお客様に感じてもらうものなのです。それによってリピーターや顧客を増やすことができます。

リピーターや顧客様が増えると、自身が出勤している時に顧客様が会いに来て下さるので売り上げに繋がるだけでなく、お店の活気付けにもなります。新商品が入荷するたびに「あの顧客様が好きそうだ」という考えが浮かぶようになりますし、顧客様のことを考えることが仕事のやる気に繋がります。
 

まとめ
アパレルのやりがいは、自身でも分かりやすいものが多くなっています。頑張るほど成長することができ、自分自身によってお客様の反応や洋服の見え方、売上も全てが変わります。やりがいを感じながら、常に【お客様目線】であることを忘れずに仕事を楽しみましょう。そうすれば、自分自身の成長にも繋がり、素敵な販売員になることができます。

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