インタビュー | 17年11月2日

ストラスブルゴのシャツ職人”シャツへの情熱とこだわり”

『STRASBURGO(ストラスブルゴ)』の職人が常駐するオーダーサロン『House Tailor's Lab.(ハウス テイラーズ ラボ)』。今回はシャツ担当の山神さんに、お話をお伺いしました。学生時代から独学でシャツをつくり続けてきた、日本では珍しい丸縫いのシャツ職人。首回りやアームホールの縫い付け、芯の貼り方など、従来の日本のシャツにはない程のこだわりで、高い評価を得ています。
シャツへの情熱やこだわりは、やはり職人そのもの。販売スタッフの方とも近い距離にいる方で、販売スタッフを”パートナー”と考えている山神さん。このような刺激のある方と身近で一緒にお仕事ができる環境を羨ましく思う程でした。
 
STRASBURGO ハウステイラーズ ラボ シャツ職人 山神 正則さん

── シャツ職人を目指したきっかけはなんですか?
祖父の影響が大きいです。物心ついた頃から、祖父の洗練されたクラシックスタイルへのこだわりに魅力を感じていました。外出する時だけではなく、自宅でもそのスタイルは変わらず、急な来訪があっても恥ずかしくない、マナーや礼節を感じました。

また、私自身に似合うシャツ、着たいと思えるシャツに巡り会えなかったこともきっかけのひとつです。パターンオーダーも注文したことがありますが、しっくりと来ず、味気ない印象を受けたことがあり、「自分だったら…」と考えるようになりましたね。


── これまでのご経歴を教えてください。
アパレル専門学校のデザイン科に在学時から、コンペ出展や学校のバックアップなどもあり、すでに独自のレディスブラントを設立していました。卒業後は既成のデザイナー・パタンナーの経験も踏みつつ、自身のブランドの製造から営業まで一通りこなしてきました。

また、着物についても勉強しましたね。洋服は日本に入ってきてからまだ100年と浅いですから、バックボーンを知る必要性があると考えました。すると、巡り巡ってコスチュームの依頼などが舞い込むようになり、多くの経験を踏むことが財産にもなりました。ただ忙しくなればなるほど時間との闘いとなり、自分へ「何がしたいのか」問いかけたところ、気づいたんです。シャツが作りたいって。

そこからはシャツを極めることを突き詰め、シャツの対であるスーツを学ぶべく、1年間銀座のテーラーにも勤めました。そこで美しいシャツ作りは、皮膚とスーツの”空間率”にあることに気づくことができました。こうして自身のシャツ職人の土台を作ってきましたね。


── ストラスブルゴへ入社のきっかけを教えてください。
自己の表現枠としての『山神シャツ』とタッグを組める会社を探していた時、リデアカンパニーを見つけました。イタリアブランドのハイエッジから、職人が手掛けるオーダーまで揃えている「ストラスブルゴ」に興味があり、門を叩いたのがきっかけです。

面接の際に山神シャツを提案したところ、本当にタイミングが良すぎるのですが、会社としても工房を考えているという話を頂いたんです。福岡の店舗で約1年半ほど、私も販売員として働きました。これまでのインプットした知識が、”お客様への提案”という形でアウトプットできたことも「ビスポークオーダー」を確立する礎となりました。


── 「ビスポークオーダー」とは何でしょうか?
”bespeake”あるいは”been spoken for”から派生したと言われており、顧客がテーラーと話をしつつ服を仕立てていくことから、そう呼ばれるようになったと言われています。私たち職人はただの御用聞きではありません。「お召しになる方に恥をかかせないこと」が私たちのプライドです。対話をしながら、お客様のニーズと私が表現したいものの間を作り上げるのです。
 
── それでは、仕事を共にする販売スタッフは山神さんにとってどんな存在ですか?
「パートナー」の一言につきますね。当店は1Fがレディース、2Fがメンズ、3Fがテーラーとなっています。基本的には初めてご来店される方は3Fにはお見えにならず、2Fを経由されます。お客様は多彩な商品をご覧になり、様々な商品に触れて頂きます。お客様がシャツを試着される際に、既製品では満足なさっていない点があれば、それが「ビスポークオーダー」への入り口です。お客様の気になる点を販売スタッフが吸い上げ、一言この提案をさせて頂いております。

「3Fに山神という面白い者がおります。よろしければお会いになりませんか?」


── 山神さんが販売スタッフに求めていることは何でしょうか?
偏らない知識と興味を持っていて頂きたいですね。ファッションに対して是非雑食であってほしいです。お客様への提案にも多様性が出ますし、私自身も刺激になります。ファッションですから”こうであるべき”というものは必要ないのだと思います。固定概念に縛られているよりも、自由である方がお客様に楽しんで頂けるお時間を提供できるのではないでしょうか。あとはやはり、私自身にも興味を持って頂きたいですね。私も皆さんの提案の一部ですから。


── ありがとうございました。最後に、応募を考えている方にメッセージをお願いします。
当社はファッションの素人、大歓迎です。意図的に合わせようと無理をする必要もありません。なぜなら「応募しようかな」という興味があれば、仕事の中にも興味や好奇心が増え、自然と溶け込めるようになります。実はそういう方こそ、入社されてから当社の新しい風になっているケースが多いのです。もしかしたら、あなたが次の風かもしれません。是非、まずは飛び込んでみてください。ご応募をお待ち致しております。





 STRASBURGO
 HP:http://strasburgo.co.jp/
 求人一覧: http://www.t-w-c.net/brand/361/








● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。
● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。

同じカテゴリのトピックス