転職ノウハウ | 16年1月17日

ビューティーアドバイザーの転職・中途採用事情

美容部員に限らず転職・中途採用で求められているのは「即戦力」です。新卒であれば若さという将来性があるため、未経験でも採用されますが、転職・中途採用の場合では経験やスキルといった条件が重視されやすいようです。
こういった事情をふまえて、これから転職を考えている経験者はどのようなアピールをすればよいのか、また未経験の転職希望者はどのように望むべきなのか、分かりやすく解説したいと思います。
 
美容部員は新卒よりも転職・中途採用が多い
美容部員は高い商品知識とコミュニケーション能力が求められるため、新卒の募集は比較的少ない傾向にありますが、中途採用の募集は一年を通して行われています。というのも美容部員は20代30代といった若い女性が中心となっており、結婚や妊娠をきっかけに退職をする人が多いためです。
急な退職などで人員を補充したい企業は「即戦力」を求める傾向にありますが、ポテンシャルを重視して未経験者OKを掲げている企業も珍しくありません。


経験者は応募企業に合った「経験」「スキル」をアピール
転職の際に、今まで自分が関わってきたプロジェクト、仕事の成果や努力したことなどをアピールしたくなるかもしれません。しかし、採用者側はそのスキルや経験が自社とマッチしているかどうかを重視しています。接客業として募集をしている企業に対して、経理や事務のスキルをどんなにアピールしても採用する側からすればピンと来ないのと同じで、的外れの自己PRをしてもプラスになることはほとんどありません。ただ自分の経験してきたことを挙げるのではなく、企業が求めている人物像をしっかりと把握し、その理想像に自分がどれだけ近い存在であるのかをしっかりと伝えることが重要です。


未経験者は「求められているものに近い経験」をアピール
未経験者の場合は求人で求められているものに近い経験をアピールしましょう。百貨店や専門店などでお客様に対してコスメを販売するといった経験がなくても、営業や接客の経験があれば採用の際に高く評価されます。まったく同じようなスキルはなくとも、今までの経験をどのように生かせるのかをアピールすることが大切です。
特にコミュニケーション能力がある人は積極的に伝えましょう。美容部員で最も重要なのはコスメの知識ではなく接客力です。「人と接することが好き」「人見知りをしない」「どんな人とも仲良くなれる」「精神的に打たれ強い」といった性格ならば高評価をもらえるでしょう。具体的なエピソードを織り交ぜ、話をしましょう。

また美容・コスメ系の仕事に就いた経験がなくても、美容系の資格を取得しておけば業界に強い興味があることを伝えられます。時間的に余裕がある場合は、日本化粧品検定や日本メイクアップ技術検定などの試験を受けておくといいかもしれません。


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