転職ノウハウ | 16年3月31日

アパレル接客における声かけのタイミングについて

接客をする際に、お客様に声をかけるタイミングは、お客様がお店を好きになってくれるかどうかが左右されるほど大切なポイントです。
アパレルでは、販売員に話しかけられることが苦手な方や、一人でじっくり見たいというお客様もたくさんいます。だからと言って全く声をかけなければ、逆に気分を害してしまう可能性もありますし、販売員がいる必要がなくなってしまいます。
今回は、アパレルの接客においてお客様に声をかけるタイミングを学びましょう。
 
入店してすぐの接客はNG
あなたががお客様の立場になって考えてみましょう。お店に入ってすぐに販売スタッフに声をかけられて、商品説明をされたら…どのように感じるでしょうか。多くの場合、不快に感じてしまうでしょう。
入店してすぐは、お店の商品を十分に見ることができていない状態です。そのようなタイミングで必要以上に声をかけてしまうと、お客様のショッピングの邪魔にしかなりません。入店時は「いらっしゃいませ」や「こんにちは」、「ゆっくりご覧になってください」などといった挨拶程度に抑えておくといいでしょう。


同じ商品を何度も手にとっている場合
お客様にも話しかけてほしいタイミングというものはあり、そのタイミングを見極めて声をかければ、接客もスムーズにいくでしょう。そのタイミングを見極める方法の一つとして最もわかりやすいのが、「同じ商品を何度も手にとっている」ケースがあります。店内を1周した後に、再び同じ服を手にとっている場合は、その商品が気になっている証拠でもあります。また、即決できない迷いがあることもわかります。
そのようなお客様を見つけた場合は、躊躇せずに接客をしましょう。その商品の説明や、着用イメージなどを伝えながら、お客様が何を求めているのかを探ります。大切なことは、お客様がその服を着ている自分をどれだけイメージできるかです。鏡で合わせたり、実際に試着してもらう方向にもっていきましょう。


お客様によって対応も合わせましょう
販売スタッフとたくさん会話をするお客様もいれば、できる限り話しかけられたくないというお客様もいます。どのように買い物をしたいかはお客様によって様々であるため、マニュアル通りに一貫して接客をするのではなく、少しずつお客様に合わせて接客をすることが大切です。
ただし、あまり話しかけてほしくなさそうなお客様だからといって、一切話しかけないというのは、逆にお客様を不快にさせてしまう可能性があります。あくまでお声掛けは平等に、距離感の取り方で合わせるようにしましょう。例えば、あまり話しかけてほしくなさそうなお客様には、一定の距離を保ちながら笑顔で一言商品の説明を入れる、などです。

接客はタイミングが命です。お客様の様子を伺いながら、「お客様が接客を求めているタイミング」をつかむことを心がけましょう。






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