ニュース | 18年10月4日

サスティナビリティとファッションの関係とは

近年”エコ”や”オーガニック”というワードがブームでもあり、食品やコスメなどでも多く展開されています。ファッション業界においても”サステイナビリティ”や”エシカル”というワードをよく耳にしませんか?今回は、ファッション業界のエコのお話です。
 
「サステイナビリティ」とは?
日本語訳は「持続可能性」。よく耳にする「サスティナブル ファッション」とは「持続可能なファッション」という意味です。秋冬にエコファーに火が付き、ラグジュアリーブランドもファーフリーの取り組みを進めていますが、これも「サステイナブル」。

このサスティナブル ファッションを満たすには、下記の条件があります。

1. 素材の染料は川や海を汚していないか?その染料が労働者の健康に害を及ぼしていないか?
2. 素材を得るために、動物を殺してはいないか?
3. 工場で服を作る人々への支払いは最低賃金にとどまっていないか?
4. 工場で10代の子どもたちを働かせていないか?移民を奴隷のように虐げていないか?
5. 労働環境は清潔で安全か?
6. 生産はできるだけ地元のものでまかなわれているか?
7. 製品を回収するなど、リサイクル意識はあるか?

まとめると、環境に配慮したものづくりと、公平な雇用形態と安全な職場環境を意味しています。
いち早くこの活動に取り組んでいたのが『Stella McCartney(ステラ・マッカートニー)』。レザーを使用しないことでも有名なので、ご存知の方も多いはず。服にもエコ素材を使用しています。今まで合皮やエコ素材はファッション性が低いイメージでしたが、近年サステイナブル思想のブランドも増え、そのクオリティは圧巻。高級感も感じ、ファッション性も優れています。

サスティナブルが広まった訳
そもそも服はたくさんないと生きていけないものではありません。それでも私たちは、自己表現や生活を豊かにするためにおしゃれを楽しんでいます。ファッションブランドは、消費者が求めるものをつくり、ビジネスが成り立つのです。資源不足や環境問題への関心が高まり、将来的に持続できなくなると考え、こういったサステイナビリティの取り組みをはじめるブランドも増えてきています。
 
私たちはどうしたらいいの?
正解はありません。服を買うときに、何を重要視するかは人それぞれです。デザイン性やブランド、色、シルエット、価格など様々。そのひとつとして”サステイナビリティ”があります。この服はどんな背景を持って作られたのかを調べてみるのも、新たな発見がありそうで面白いのではないでしょうか。色々な情報を知った上で、自身で答えを出せば良いのです。






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